第1章 地下室からの出発(たびだち)

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長老「ふぅ~、行ってしもうたわい」 ところ変わって、闘の家。 闘「どれどれ、この地下室のどこかに秘密の扉があるってのか?どこにあるんだ、いったい」 闘は手当たりしだいに、壁に立て掛けてあるものをどけ始めた。 闘「ここか…?うーん、違うか。それじゃあ、こっちか…?」 一時間ほど後、然が闘の家の地下室にやって来た。 闘「これか?長老の言ってた卓球台は。こいつをどけると……おぅ、あった!」 見るとそこには、赤字で何やら呪文の用な物が書いてある、黄色い紙が貼ってある扉が現れた。 闘「こいつを開ければいいんだな。よし、さっそく開けるとするか…」 然「ちょっと、待ってください」 闘「どうした、然」 然「いちおう、お祓いをしてから開けた方が良いかと…」 闘「そうか?じゃあ、やってくれ」 然「はい」 然はそう言うと、よくわからぬ呪文のような言葉を唱え始めた。 然「とぅあー!」 そして、その最後にそう叫ぶと、闘の方に向き直った。 然「これで大丈夫でしょう」 闘「じゃあ、開けるぞ」 然「はい」 闘「そういや、この先どう進んで行けばいいんだ」 然「とにかく真っ直ぐです」
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