第17章 見えないカーテン(つづき)
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じゃあ――。 そう最後に加えられ、電話はプツッと切られた。 僕は、その場で蹲り、頭を抱え込んだ。 悲しいのか、怒りたいのか、寂しいのか、怖いのか。 どんな言葉も当てはまらない感情に埋め尽くされ、胸が苦しくなる。 そして、どうしても堪らず彼女のオフィス近くまで来てしまった 金曜の夕方。 あの光景を目に、僕の焦りは、絶望の崖っ淵まで僕の心を追いやった。
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