34人が本棚に入れています
本棚に追加
それから、四日。
火曜日の夕方になっても、まだ僕の携帯電話はピクリとも鳴らない。
もしもあの時、単純に体調が良くなかっただけならいい。
だが、最後に抱きしめた時の彼女の反応が、どうにも引っ掛かる。
まだ、美佳さんのことを気にしてるんだろうか。
でもあの日は、僕の話をちゃんと納得してくれたように見えたし、
その上で、僕をまた受け入れてくれたように思えた。
ならば、いったい何が彼女を苦しめている――?
僕が、何かをしたんだろうか。
なんか、こんな風にアレコレ考えていると気が狂いそうになってくる。
最初のコメントを投稿しよう!