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彼と肌を合わせたのは、まだ数回に過ぎない。
だが彼は、既に私の弱い所を私以上に熟知している。
そしてその弱い箇所を、狂わせるように絶妙に攻め立てる。
それだけに、私が昇りつめるのも早い。
しかも早く昇りつめさせた上で、絶頂に達する寸前のところを
ねっとりと濃厚に絡みつく。
そして、いつの間にか、二人で快楽の狂喜の渦へと落ちている。
あまりにも巧みで、すごく深い官能をもたらす彼との交わり。
それが、私にあまり経験がないからなのか、
単に彼の手管に呑まれているのかは分からない。
しかし彼と体を重ねる度に、私の体は彼を強く求めるようになったのは事実。
それだけに、彼女の言葉が引っ掛かった。
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