サンクチュアリ

13/29
前へ
/30ページ
次へ
合わせた唇をこじ開けて舌が侵入する。 ざらざらとした温かい賢一の舌は理美の 舌と絡み合い、彼女の口の中をくまなく 愛撫する。声が零れる。離れても再び 密着する。 長いキスが繰り返され呼吸が荒くなる。 いつの間にかパジャマのボタンが はずされていて、するりと脱げた。 「賢…、もっと…、」 「もっと、何?」 「ん…、」 賢一は何か言いかけた理美の口を塞いだ。 いつになく理美を揺さぶった。 どうしたの? 賢。理美が尋ねようと してもその暇を賢一は与えなかった。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加