0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
「ボビーくん!私のプリンターもう治った?」
「昨日俺に渡したばっかりだろ、まだできてないに決まってるよ。俺も忙しいんだから。そして俺を子供扱いするのはやめてくれよな。」
「はい、シーツ3点とカーテンが1点ですね。えっとそれでは48ドル23セントです。」
「あら、安いわね。今日はセールなの?」
「はい、そうです。すみません、言うの忘れてました。」
「良いわよ、安くなったのだから。じゃあ、また来るわね。」
「ご来店いただきありがとうございました。」
「エミリー大丈夫?上の空だよ。」
「え?あ、うん。大丈夫だよ。ただ、考え事してただけ。」
「何を考えてるの?」
「最近見る不思議な夢のこと夢のこと。」
「どんな夢?」
「わからない、不思議だったということ以外思い出せない。でもその夢を見るといつも温かい気持ちになるの。気持ち良くて安心感があって。ずっと夢の世界で暮らしたいくらい。」
「何現実逃避みたいなこと言ってるの?客が来たよ。頼むね。」
その日は、なんとなく過ぎた。そしていつの間にか閉店時間が来ていた。
「エミリーーーーー!今日俺ら飲みに行くけど、来るか?」
「ごめん、テスト勉強しないと。」
「残念だな。頑張れよ。」
「うん。ありがとうピート。」
最初のコメントを投稿しよう!