心地よい夢

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心地よい夢

壮大な草原、生暖かい風が吹く、激しく雨が降るが空にほとんど雲はなく二等星ぐらいまで見える。私以外誰一人と人はいないのにさみしくない、心地よい。しばらくきれいな空気を吸い込み夜の気持ちよさに浸る。  白く薄いカーテンから朝日が差し込み、小鳥のさえずりが聞こえてくる。毎朝こうして起きる。気持ちいいが何かが足りない。いつも自分には何かが足りないのだ。自分が満たされていると思うときは、夢を見ている時だけ、、、、  いつからかわからない。 でも毎晩同じ夢を見る。とても気持ちいい夢。でもそれが何かを思い出せない。たまに仕事中に思い出す時がある、でもすぐに忘れてしまう。  そこは自分がいるべき場所、他のどこでもない神聖な場所。なんとしても見つけなくてはならない場所。でもどう探せばいいのかわからない。今は無理でもいつかはたどり着けるはず。だからその場所に行ける夜がまちどうしい。
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