嘘つきは眼鏡の始まり

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視界の隅には星名さんと、お友達。 星名さんのまわりにはいつも、人が集まってる。 キラキラ、キラキラ。 星名さんが笑うたびに星が飛び散る。 私としては目がチカチカするんだけど、周りの人たちはそんなことはないんだろうか。 空いた時間でTLを追っていく。 柊さんは昼間、あまり呟かないので淋しい。   午後からの仕事をこなし、三時のおやつにコーヒーを入れた。 うちの部署はコーヒー、自由に飲めるようになっている。 「あ、俺のも頼める? 砂糖、ミルク、ふたつずつ」 後ろから星がキラキラ降ってきて、小さくため息をついて新しいカップを手に取る。 指定されただけ砂糖ミルクを入れて振り返った。 「サンキュ、花崎」 「……ども」
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