嘘つきは眼鏡の始まり

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……ボールペンだったら必需品だし。 多少、趣味が合わなくても使える……かな。 精一杯努力して、知的な柊人さんに似合いそうなボールペンを選ぶ。 名入れもできるってことだったので、「S.Hosina」と入れてもらった。 「これ。 誕生日プレゼント、です」 次に会ったとき、用意していた小箱を差し出すと、みるみるうちに笑顔になった柊人さんからはキラキラ星が飛び散った。 「僕に? いいんですか?」 「はい。 星名……聖夜さんが誕生日ってことは柊人さんもですよね?」 「はい。 ありがとうございます! 開けてもいいですか?」 「どうぞ」
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