嘘つきは眼鏡の始まり

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うきうきと包みを開けると、また柊人さんからキラキラ星が飛んだ。 「ボールペン、ですか。 いいですね」 嬉しそうな柊人さんは星名さんバリにキラキラしてる。 いつもは落ち着いてるけど、やっぱり双子。 嬉しいとキラキラするんだ。 「本当にありがとうございます。 ……そうだ。 クリスマスプレゼント、なにが欲しいですか?」 あ、そっか。 もうひと月後はクリスマスか。 なにって云われてもなー。 「僕が選ばせていただいてもいいですか?」 迷っているとレンズの向こうの目がにっこりと細くなった。 この顔、苦手。 どきどきしてなにも云えなくなる。 「……お願いします」 「はい」
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