凛子と匠

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「たっくんが好き」 赤いランドセルを背負って2つ縛りの女の子が顔を赤らめて言った。 「りん……なっ馬鹿だろう。お前…。そんなの気のせいだよ気のせい…。だって俺ら…」 「そっか…そうだよね…。あたしの気のせいだったのか…うん」 と凛子は一瞬暗い表情をしたが笑顔で 「だって私たち、腹違いの兄妹だもんね」 と言った。 そしてそれが最後の言葉になった。
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