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そんなひとときを楽しんでいると、体がふわっと浮いた。
急に軽くなって、ひとみさんと抱き合ったまま体が空に浮き上がり、眩しい光に包まれて、そのまま宇宙船に吸い込まれた。
息子デビルも一緒だった。
宇宙船の中は、スター・ウォーズさながら快適な空間だった。
「マイケル。この宇宙船は単なる演出なのよ。別にこんな物なくても、現代の地球に戻れるんだけどね。でも、あのマヤ遺跡に突然歩いて現れても面白くないでしょ?」
「うん」
「タイムトラベルは私なら一瞬なのよ。ほら」
ひとみさんが指を鳴らすと、一瞬で宇宙船は消えて、ひとみさんのマンションに戻っていた。
息子デビルも一緒だった。
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