まやかしクリニック続々編

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何だか、ふりだしに戻った気分だった。 精神病院に強制入院させらた事も最悪だったし、ずっと悪夢を見ているようだった。 「まあ、そんなに怖がらなくてもいいよ。全て水に流してやるからな。なんせ、マイケルは僕の大切な患者さんなんだからさ」 「病気なんですか?僕は」 「そうだろ?鹿山クリニックの患者さんだよね?」 「そうですか。わかりました。今までの経緯をもう一度最初からふりかえればいいんですね?」 「そうだけど、めんどくさいだろ?」 「過去には戻れませんからね。って言うか、僕は紀元前3000年の世界に送り込まれましたが」 「なんだよ?娘のこと文句言うの?君が意気地無しだからでしよ?」 僕は悪魔と口論している自分に嫌気がさした。
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