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僕は、吹き出しそうになるのを堪えた。
「なんだね?マイケル君。そんなにおかしいか?」
院長は僕の心を読んだ。
「僕だけ人の心を読めないのは不利ですよね?」
「仕方ないだろ。だから、人間は愚かな生き物なのだ。空気も読めないし、他人の気持ちを思いやる事ができないから『いじめ』や『殺人』や『戦争』や『テロ』等があとをたたないのだ」
「まあ、そうなんですけどね。悪魔はそれ以上に悪い事するじゃないですか?」
「それは悪魔にもよるのだよ。我々は、ちゃんと考えてやっている。悪魔がいなきゃ、天使も輝かないだろ」
「ああ、そうですか」
「マイケル君だって、ひとみの血を吸っただろ?それで初めて血の通い合う関係になるんだよ」
「なるほど」
僕はめんどくさいので、適当に折れた。
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