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「パパがずっとここに居たいんだったら、ここに居たらいいよ」
「子供の癖に、なんでそんなに偉そうなんだ?恩にきせてるのか?」
「恩にきせてるというより、ハッキリ言ってめんどくさいよ。ママも気まぐれだからね」
「そうだろうね。じゃあ言うよ。まず腹が減ってたまらんよ。なんか美味いもんある?」
「いいよ」
デビルは目から光を出して白いテーブルと椅子を出した。
それから掌から光線を出して、そのテーブルの上に御馳走を並べた。
ローストチキンにローストビーフ。ワインにバゲット。大盛りサラダにハンバーグにステーキ。寿司の盛り合わせ。コーンポタージュスープにカフェラッテ。
「わぁー。ありがとう。お前いい奴だよな。さすが僕の息子だよな」
僕は、空腹だったのですぐにパクついた。
デビルも一緒に座って食べた。
初めての親子の食事だった。
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