プロローグ 地球へ……

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私の名は、エイト……物心ついた頃には優秀な観測隊員であった父と、聡明な医師だった母に憧れていた。いつかは二人のような人物になりたい、そう願って日々努力を重ねてきた。 念願叶って観測隊員になり、私は宇宙の秩序を護る存在となり、充実した毎日を送りながら一生を終える、そう思っていた。しかし、その願いはまだ叶えられそうにない。 ヘリオ太陽系、この星系では文明の水準の関係か唯一の太陽と言う意味で単に太陽系と呼ばれている。他の文明が介入していないが故に脆い……ここは本当に身を休める間など無い事を予感した。 身長80mの私が普通に見える程の巨大な怪獣、星人、怪物……そんな連中がひっきりなしにやって来るのだ。私が千年かけて編み出した熱光線に類似した技を標準で構えている者、放射能から生まれた生命を超越した存在……挙げればキリが無いが、そんな連中がゴロゴロいるのだ。ツァーリが済まなそうにしていたのは、これからの私が歩む道が修羅の道である事を知っていたからだろう。 しかし私はそれを恨む事はしない、寧ろ私が望む生涯の進み方を明確にしてくれたのだから。私の名は、エイト。このヘリオ太陽系唯一の生物居住惑星は私が護ってみせる。 キャラクター エイト 身長80m 体重80000t 年齢4000歳(地球人類換算24歳) 大気圏飛行速度マッハ24 1G下走行速度マッハ8 1G下ジャンプ力 4800m 宇宙観測隊員の男。恵まれた肉体と真面目な性格で、観測隊総帥ツァーリから目をかけられる程。しかし苦労と受難を抱えやすいらしく、人生的にはあまり幸せでは無い。 体のサイズを状況に応じて変化させる事が出来、それでいて戦闘能力を維持出来る。 †
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