最後のプロポーズ

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社会人になって改めて玲奈とお付き合いするようになって、僕にとって玲奈は大切な存在だと感じていた。 玲奈と一緒にいる時間は、仕事のことを忘れて楽しめる時間で、僕にとってとても癒される時間になっていた。 それに、玲奈は僕にとてもよく気を使ってくれて、玲奈の小さな気遣いが、僕にはとても嬉しかった。 高校の卒業式の日、僕は自分の気持ちを玲奈に伝えることができなかったけれど、今の僕は玲奈に自分の気持ちを正直に伝えようと強く心に決めていた。 12月24日のクリスマスイブの日、僕は玲奈を夕食に誘った。 あらかじめ予約したレストランに行って食事をし、クリスマスのプレゼントを渡した。 玲奈も僕にクリスマスプレゼントを渡してくれて、僕はとても嬉しかった。 おいしい食事をして少しお酒を飲んで良い気分になった頃、僕は玲奈に話をした。 「玲奈、僕ときちんとお付き合いしてくれないかな?」 すると玲奈は、 「また~冗談でしょ!」 といつものように言って笑ったので僕は真剣な口調で、 「本気だよ!  僕は玲奈のことが好きなんだよ!」 と少し大きな声で訴えた。 玲奈は急に黙って、少し驚いたような表情をしていた。 僕は、自分の気持ちを正直に洗いざらい打ち明けることにした。 僕は、子供の頃から玲奈のことが好きだったこと、高校の頃、玲奈と黒崎君の文通を助けた時すごく辛かったことを話した。 また高校の頃、僕は勇気がなくて自分の気持ちを玲奈に打ち明けられずに卒業になってしまい、後悔したことを話した。 玲奈は、僕の目をしっかり見て、僕の話を聞いてくれていた。
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