最終章 地味な顔もメガネも関係ないありのままの私で

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泣いてる私の前に脱げてしまったヒールが差し出された。 「え?」 「大丈夫?怪我なかった?危なかったね」 「その声は・・五十嵐先輩・・」 「同じ電車だったみたいだね」 「・・・私」 「ほんと、階段から落ちなくて良かった。もし落ちたら大変だった」 「・・そうか。先輩が私を支えてくれたんですね。」 「そう。君だと気づいて後ろから声を掛けようとしたら、君がバランスを崩したのでとっさに」 「・・ありがとう・・ございます・・」
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