第1章

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天羽先輩は優しくて美人さん。 春馬先輩は髪の毛明るくてカラコンとかつけちゃうやんちゃさん。 二人とも甘えたい時に僕を甘やかしてくれるから好き。 「それで、何故東条君に泣かされたんですか?」 天羽先輩、頭と一緒に僕のお尻まで撫でなくてもいいんだよ?そこは痛くないよ? 「天羽先輩‥僕、恋をばかにされたんです。」 「「「‥‥‥」」」 なんでみんな、そんなことか。みたいな顔してるの。 「それっていっつものことじゃないか?」 「そう、ですね。」 「好きな人出来るまで憧の可愛い後ろの口は封印しとくっていうあれでしょ?」 「だから好きな人出来たのに!あおちゃんが僕とは似合わないとか無理だみたいに言うから!」 でもあおちゃんの言うことは間違っていないから僕はなにも言い返せなかった。 「「「‥‥」」」 これからだもん。 今日帰ったらちゃんと名前も教えてもらうんだもん。 あれ?執事見習いっていうことは執事だよね?僕のお世話してくれるんだよね? 「おい、今好きな人ができたと言ったと聞こえたんだが俺の幻聴か?」 ということはご飯あーんとかお風呂で身体を洗ってとか、一人のベッドは寒いから一緒に入ってあっためてって言ったら聞いてくれるんだよね! 「大志、話し方が戻ってきていますよ。そうですね。幻聴でありたいと私も思います。」 なんだ!相手が執事見習いなら僕、堂々と誘惑しまくれるじゃないか!
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