第1章

20/48

45人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
「ふぅぅ‥‥」 なんで泣いちゃだめだって思うのに 涙が止まらないよ‥ 「どうされたのですか!」 泣いた僕を見て駆け寄ってくる大和。 「なんでも、ない‥グスッ‥」 大和の長い指が僕の濡れた頬に触れて、僕はビクってなる。 「ごめ、なさい、急に泣いたり、して‥」 「いいえ。‥泣きたい時には我慢してはいけません。」 「ほんと?」 「ええ。私の胸でよければお貸しいたします。」 ‥それって抱きついてもいいってこと?
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加