第1章

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*** 翌日。 「‥‥‥‥あれ、僕まだ夢の中にいるのかな。」 いやだな。幾ら欲求不満だからってうちの学園の制服を着た大和が僕を起こしにくる夢なんて、 「寝ぼけていらっしゃるのですか?さぁ、今日はいいお天気ですよ、憧御坊ちゃま。」 クールな目元を優しく下げて見下ろす大和。 「んん、じゃあ大和、抱き起こして‥?」 僕は寝たまま大和に手を伸ばす。 「仕方のない方だ。」 大和はそう言って僕の身体を優しく抱き上げる。 だけれどその感触は夢にしては妙にリアルで‥ そして僕の意識も段々覚醒していく。 んーこれは 夢、じゃなくて現実。かな? でも、 「どうして制服着てるの?」 「今日から私も檀史学園へ通うことになりましたので。」 なるほどね でも、なんで?
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