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大和の説明は以下の通り。
僕との会話で大和は僕がいじめを受けていると思ったらしい。
それで大和は爺に相談。それは一大事だと使用人達も巻き込んで話し合った結果、大和が僕の学園へ入り込んで守ればいいという結論に至ったわけらしい。
昨日の今日ですぐに通えるようになるわけがないんだけど、そこは爺がどうにかしたみたい。
よく分からないけど清宮家の執事ともなるとそこそこの人脈と力があるみたい。
「そういえば大和、今まで学校はどうしてたの?」
僕は行きの車の中で横の大和に聞く。
大和は僕と同じ車で行くなんて烏滸がましいって断ろうとしてたけど、守ってくれるならみんなに見せつけないとって僕が言ったら了承してくれた。
「中学を卒業して、そこから二年はイギリスの執事養成学校で学んでおりました。」
「執事の学校なんてあるんだ。あ、だから大和あんなに仕草や仕事が完璧なんだね。」
「いえ、祖父に比べれば私などまだまだ未熟者です。」
謙虚なところもまた素敵!
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