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僕は今朝の出来事をあおちゃんに説明した。
「ふーん。」
のにも関わらず、反応の薄いあおちゃん。
「でもそれってさ、惚れたってか顔がタイプってだけでしょうが。
恋とはいわねーよ。」
「なにさ!分かったようなこと言って!ビビってきちゃったんだから。」
「大体、そいつ王子様じゃなくて給仕係だろ?
憧には似合わねぇって。」
「見たこともないくせして偉そうに言わないで。
彼と比べたらあおちゃんなんて月とスッポンなんだから!」
「へぇ。俺がスッポンだって?」
大変だ。あおちゃんの目がギラッて光った。
「そのスッポンのキステクでいっつもヘロヘロになってんのは誰だっけ?
何なら今からスッポンバキュームキス食らわせてやろうか?」
うわぁーーじりじり近寄んないで!
目が、目が本気だから!怖いよ!
「あ、あおちゃん、ドードー。」
「今度は牛扱いかコラ。」
「落ち着こうあおちゃん!スッポンバキュームキスはとっても気になるところだけど、僕はこれから純潔を守らないといけないので!」
「突っ込みどころあり過ぎるからとりあえずその口塞ぐわ。」
わーわーわーわー!
ここは教室です。あおちゃんお静かに。
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