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ルゥは庭を見渡していた。
庭の中央付近でサッカーをして楽しむ子供たちがいた。
サタンが一歩そちら側へ進むと
「そっちじゃないわ」
と言ってルゥは建物に沿って歩き始めた。
複雑に入り組む道をすり抜け角を曲がると、アスランがいた。先ほどプレゼントしたボールを壁に向かって蹴っていたのだ。
「ルゥ…なんだよ」
アスランは少し顔を紅潮させ足の動きをとめる。
「これ作ったの」
ルゥは作った不格好なお菓子を渡す。
三人で壁に寄り座る。
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