レースパンツの、その経緯

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 その夜は大変盛り上がって、翌朝彬さんは寝坊しました。  シャワーを浴びる余裕もなく、それでも宮坂が昨夜のうちにきれいにしてくれていたので、そのまま出勤。  しかし出社してから、なんとなく腰のあたりに違和感が。  トイレに行って、その理由は発覚。 「!!」  くつろげかけた前を慌ててしまいます。 「どうしたんですか?」  さりげに同伴していた八木澤が、不思議そうに言いました。(犬柄) 「い、いや、ちょっと……」  もごもご言いながら個室へ移動。  改めてズボンを下ろしてみて、眩暈がしました。  そこにはレースのパンツ! 「み、みやさかぁ~っ!!」  怒り狂っても本人はいない。きっと今頃はほくそ笑んでいることでしょう。  その日一日、彬さんはトイレのたびに個室を使うことになり、八木沢に腹具合を心配されました。  これがレースパンツ事件の全貌なのです。
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