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「ち、違います!わ、わ、私!」
「いいから、いいから。」
私の遠慮を笑顔で無視する好きな人。
「おーい、俺だ!入るぞ~!?」
そう言って、コンコンとノックしてから、親しげに声をかける瑞希お兄ちゃん。
そして、慣れた動きで扉を開けた。
ギィイー!
(うわあああああああ!神様!)
ついに、瑞希お兄ちゃんの彼女と対面!?
できれば、彼女をつくる前に再会したかったー!!
「お、いらっしゃーい、瑞希~♪」
「来たぜ~烈司~!」
そんな楽しそうな声で、嬉しそうに名前を呼んで!
烈司って言うのね!?
瑞希お兄ちゃんの彼女の名前は烈司ですか!?
れい・・・・
「へ?」
(烈司!?)
聞いたことある名前に、閉じていた眼を開ける。
瑞希お兄ちゃんに引っ張られ、踏み込んだ部屋の奥を見る。
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