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円生くんが先に帰ってしまったけど、私たちもあまり長居するのは良くないよね。
「僕たちもそろそろ…」
ホームズさんが席を立とうとしたその時。
「可愛ー!遊びに来たわよ!!」
背後から女性の声がして、振り向いて、固まった。
あ、あれは、桐華!?
「桐華さん、お久しぶりです。可愛は菜摘とまりあとルカ、桜、馨を連れてお出かけですよ」
パリスさんがニッコリしながらそう言った。
「そ、そんな!サプライズで遊びに来たのに…こんなことなら、先にちゃんと電話しておくべきだったわ…」
ガックリと肩を落として、力なく呟く桐華さん。
世界的有名人も普通の人と同じようなリアクションするんだ…。
隣をチラッと見れば、ホームズさんも固まっていた。
「桐華さん、僕はこれから都内へ移動しますので、ご一緒に如何ですか?可愛さんたちの所へご案内しますよ?」
シーレンさんが声をかけると、桐華さんの顔がパアッと輝いた。
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