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とある三連休。
今日はものすごく久しぶりの遠出です。
「横浜って久しぶりに来ました!」
「それは、非常に不愉快ですが元カレとですか?」
その黒い笑顔に背筋が凍る。
「そ…それは…その…」
克実と二人ではなかったのだが、結果的に大して変わらない事実に気づき、言い訳のしようが無くなってしまう。
「ふふ、つい、からかってしまいました」
「も、もー!ホームズさん、いけずです!」
私の彼氏、家頭清貴さん、通称・ホームズさん。
鑑定士でもあり、京大院生でもある彼は、ときどき腹黒かったりするけど、私にはもったいないくらい素敵な彼氏だ。
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