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「あっ…えと、彪牙は…私の双子で…。
加賀 彪牙っていいます」
……ん?
加賀?
…ま、待って、そういえば…
さっきの陽景からのメールを思い出した。
思わず頭を抱える。
すかさず頭を回転させ、状況整理。
…陽景の言ってた"加賀"は番犬君のことだな…絶対そうだ…
や、やっちまったぜ…!
…やっ、でも私はあくまでも美璃ちゃんと友達になったわけで!
彪牙とかいう輩は知らん!
うん!そういうことだ!
無理やり自分に納得させ、頭に浮かぶキレた陽景の顔を追い払った。
「あれ…そういえば双子って同じクラスになれるんだっけ?」
ふと思いついた疑問を投げると、美璃ちゃんはぶんぶんと首を振った。
「彪牙は違うクラスです…。
…―――5組ですよ」
……今なんて言いました?
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