第22章
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栞はドアが閉まるまで、深く頭を下げた。 「痛っ、つつ」 背を伸ばした時、思わず声に出た。 その後、志津子の訪問を数回受け、ようやく栞一人で外に出られるようになった。 「もう大丈夫です。明日から会社に出られそうです」 「ええ。火傷はもう膿むことはないでしょう」
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