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「可愛いお嬢ちゃんね。
お仕事中だけど、良いのかしら?
私は大歓迎よ。」
おばぁちゃんは、私の方を見て言った。
そして、おやじさんに向き直って、
「この人数で良いかしら?
どんなお仕事ですの?
冒険者のお仕事って難しいのかしら?」
漢たちは満足そうに微笑むと、
「あそこのお嬢ちゃんも一緒に頼みたいのだが。」
と言って、まごまごしているあのタワーシールドを持った少女を指さす。
「荒事にはしたくないのだが、念のためにな。
仕事は簡単だ。
あるモノを解祁教(ほっけきょう)の教会まで運んでもらいたいんだ。」
漢はそう言い依頼書を見せる。
「たくさんの盾だわ♪
若い娘だけど、とても強そうね。」
おばぁちゃんは、タワーシールドの少女を見ると、彼女の方へと歩いて行った。
しばらくすると、彼女を連れて戻ってくる。
「成る程、荷物運びか……。」
リオさんは依頼書を受け取り、内容を確認していた。
「依頼の品について詳しい経緯を聞かせて貰えますか?」
リオさんはすでに依頼を受けるつもりだ。
「おう、今朝な漁にでていたら、網に棺桶みていのがかかっちまったのよ。
それもかなりの値打ちモノっぽい、年代物のな。
俺たちはいくら価値がありそうでも棺桶だからな。
教会で弔ってほしいわけだ。
そいで、港から教会まで運んでくれる人を探していたんだ。」
か……棺桶?
教会って解祁教の教会のことだよね。
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