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「いや~ねぇ。ねぇ?
棺桶だなんて演技悪いわ~。
あーやだやだ。
仏さんも浮かばれないわよ。」
おばぁちゃんはタワーシールドのお姉さんの手を握ったままそんなことを言っていた。
「そこをなんとか。謝礼は弾むから。」
漁師は依頼書の依頼料の欄に金貨100枚とかきこんだ。
「ドゥーラさん達はどうしたい?
オレは引き受けたいと思ってるけど……。」
リオさんが私たちの顔を見る。
「このままだと確かに仏さんが可哀想過ぎるわね。
勿論、受けるわよ。
只、棺桶を運ぶための荷車は借りられるのかしら?」
おばぁちゃんが問う。
「ああ、港に行けば貸せる手はずになっているだ。」
漁師たちは口をそろえてそう言った。
「じゃあ港に向かおう、案内をお願いします。」
リオさんが、ここは仕切った。
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