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そして現在、ラッキ村を出てから半年と言う月日が過ぎた。
ピックはアカデミーの修業を終え、新米冒険者の仲間入りを果たしていた。
しかし、新米冒険者に仕事があるわけでもなし、ピックはビギーナ国最大の港町であるスタットの街で、アルバイトをしながら生活をしていたのだった。
ファジメ亭。
冒険者や旅人が沢山立ち寄るお店である。
ピックはここでバイトをしながら、自分にもできる仕事(冒険)がないかを日々探しているのだった。
このビギーナ国最大の貿易港は、隣の国ツギーノ国との国境にほど近い場所にある。
そのためビギーナ国の人だけでなく、ツギーノ国の人もいる多く立ち寄っているのだ。
スタットの街について半年、ピックはこの街での生活に慣れ始めていた頃だった。
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