第1章 棺

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ビギーナ国の最大の貿易量を誇るスタット街。 この街は、貿易が盛んで漁も盛んな活気にあふれた街なの。 街の外周には魔物除けの塀があり、北・東・西に門がある。 門には街の自警団が門番をしているの。 街の中央には、噴水がありその周りは広場になっているの。 広場には日中いろいろな露店が軒を連ねているの。 また、公園を中心に東西南北へと大通りが続いているの。 南の通りの先には港がある。 東に行けば東門に出る。 その先にはツギーノの国との国境があり、検問所があるの。 北に行けば北門があり内陸へと向かう街道が走っているの。 また西に行けば西門があり、こちらも内陸に向かう街道があるの。 この街には国教である解祁教の立派な教会が北西の方角にあり、教会の隣には共同墓地もあるの。 人口1000人ほどの街なんだって。 また、ギルドの出先機関である酒場兼宿屋のファジメ亭は街の西通りから1本中に入ったところにあるの。 冒険用品はほとんどがここで手に入るのもギルドの出先機関ならではのこと。 そんなところで、私はアルバイトをしているの。 カランカラン お昼時の忙しさはファジメ亭も例外ではない。
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