寂しい夜

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 毎日のストレスの中、たまにふらりと飲みに行く。親父の経営する会社で働いて8年。それなりに仕事も順調だったが恋愛は全く無し。元々が人付き合いが好きでは無いからだ。  付き合いが好きではないのに、飲みに行く。自分でも思いたくないことなのだが、人恋しいのかも知れない。  夏の暑い時期、一つの飲み屋を見つけふらりと入る。最初にビールを頼み「あー!美味い!」と言いたかったが、ラウンジと言うこともあり黙って飲んでいたのが行けなかったのか、女の子が好みじゃなかったから、適当にあしらっていたから行けなかったのか、焼酎を水割りで飲んで程よく酔ったところで帰宅する。 「あー。あの端っこに居た子可愛かったな……」  顔はパッと見ただけだったがかなり好みだったので、次に会えたら少し話してみようと眠に落ちる。
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