13、男同士が集まっても恋愛話になる。(英輔)

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「わかった。正直に言う。いたよ。俺の好みの子が。だけどかなり歳が離れている」 「いくつくらい?」 「7つ下」 「え? 許容範囲じゃん。俺はひとまわり下でもいいけど?」 それに関しては高田のほうが一般的なのかもしれない。 しかし俺の場合は――。 「あんまり年下だと生徒に見えちゃうんだよね? 青砥くんは」 鳥山が代弁してくれた。 「いやいや、もう28だろ? 結構な歳じゃん」 たしかに高田の言うとおりだが、彼女を女性として見るのは罪悪感に似た感情が湧いてくる。
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