14、キャンドルの先に先生がいる。

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私は掃除のことなどすっかり忘れて読みふけった。 穏やかな午後、ぽかぽかあたたかい陽射し。 宙を舞う埃。 そしてメッセージの着信音。 今いいところなのに。 落ち込んだヒロインを慰めてくれるイケメン彼。 場所は海が見える夜の公園。 そこで彼らははじめてのキスをする。 12巻で物語は盛り上がり、ヒロインが窮地に立たされ、そこから最終巻まで波乱のストーリーである。 また着信音が鳴った。 「誰だよ?」
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