19、仕事の神が舞い降りた。

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夜、日野くんとタクシー相乗りで帰ることになった。 鳥山さんは契約だからさすがに深夜まで残ってもらうわけにもいかず。 結局このふたりになってしまう。 「明日も出社ですか?」 「そうね」 「付き合いましょうか」 「予定とかないの?」 「予定があったらこの仕事してません」 「なんだそれ」 まあ、わかるよ。 この仕事をしていたらプライベートが犠牲になる。 なんとなくスマホを確認してみる。 私は何を期待しているのだろう。 たとえ先生から何かお誘いがあったとしても、この土日は断らなくちゃいけなんだから。 あーあ、疲れた。 ものすごく疲れたよ。 せんせいにあいたいな。
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