僕は、彼女の最後の…

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僕たちが出会ったのは、7年ほど前だ。 僕は、聡美に一目惚れされた。 そう、 彼女は、僕のルックスを気に入ってくれたんだ。 僕のほうは、彼女を特に好きでも嫌いでもなかったけれど、 彼女からどうしてもと言われて、 出会ったその日から… 付き合い始めた。 というか、 一緒に暮らし始めたんだ。 当時、僕は結構モテてて、少し自惚れていたのかも知れない。 ひとり暮らしをする聡美のもとで、まるで当たり前のように生活するようになった。 そして彼女は、僕の内面的なもの…性格や能力…それら全てを理解しようと、懸命に努めてくれたんだ。 そんな彼女に対して、 だんだん愛おしさが増していき、 僕たちはとても濃密な時間を過ごすようになっていく…。 聡美は、朝から晩まで…どころか、朝から朝まで…片時も僕から離れない。 鬱陶しい? いや、 それはそれで嬉しかったよ。 あ、だけど、お風呂だけは、一緒じゃないよ。 僕はそういうのちょっと苦手でね(苦笑)
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