僕は、彼女の最後の…

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「あ、聡美ぃ、元気だった?1カ月ぶりだよね!」 「美香ちゃーん、ねぇねぇ、これ見てこれ見てっ」 「おっ!聡美、ついにスマホに変えたんだー!おめっとう!」 「うん、ずうっとずうっと迷っていたんだけどね。 もう7年ぐらい使ってたから、流石にここ半年ぐらい調子悪くてさー、すぐに熱くなるし」 「いやいや、あんた、7年も使っていたら、トラブル発生しても不思議じゃない、って」 「だよね。でね、以前はちゃんと見られていたサイトが、最近どんどん見られなくなって。 アクセスできませんだの表示できませんだのって出てくるし、もうイライラしちゃって。」 「うんうん」 「今まで何度かスマホに変えようとしたけど、やっぱり愛着があったし、なかなか踏ん切れなかったのよ」 「あはは、聡美らしいね」 「そしたらさ、今朝、突然全く電源が入んなくなって。いろいろやってみたけど、ダメで。」 「あ、それはもう、諦めてスマホに変えなさい、という、運命の神さまからのお達しだわ」 「でしょ!でしょ! で、私も良い機会だと思って、すぐスマホに変えたわけ。」 「なるほどね~あ、ねえ、これ最新モデルじゃないの?」 「へへ、ちょっと予算オーバーしたけど、今まで取り残されていた分、挽回しようと思ってね」
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