僕は、彼女の最後の…

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僕は、息することを止めた。 聡美は、 その日すぐ、 僕よりずっとずっと若くて容姿も能力も秀でた奴を手に入れ、そいつに夢中になっている。 不思議なことに。 僕は、絶望したわりにはあまり悲しくない。 僕は、彼女との暮らしを失くしたが、 彼女の『最後のガラケー』という名誉を得た。 そのせいかも知れない…。 完。
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