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しかし、これだけ龍馬ちゃんが心配してくれているということは…隆盛君は再び自信を取り戻していた。
狙った女は、全て自分のものにしてきた隆盛君。
「隆盛様、素敵っ」
「隆盛様ぁ~」
隆盛君は、常に多くの女を従えていた。
それにより、俺に落とせない女などいない、という過信に満ち溢れていた。
龍馬ちゃんも、きっと俺が告白すれば断りはしないであろう。よし、龍馬ちゃんは今宵、俺が手に入れよう。
「龍馬ちゃん。
実は俺、龍馬ちゃんのことが好……」
隆盛君が告白しようとした途端、龍馬ちゃんのおっとりとした声が重なった。
「あの日はね、
私がタカ君のことを心配してたら、ずっと桂ちゃんが側にいてくれてたの♪
桂ちゃん、とっても優しいんだぁ」
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