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その日のことを思い出したように、頬を紅く染める龍馬ちゃん。
隆盛君の心に、小五郎君への怒りの炎が燃え上がった。
「小五郎君は…自己中だし、俺と違って、イケメンを鼻にかけてるし
何故、そんな奴のことを…」
隆盛君が小五郎君への憎しみを、龍馬ちゃんにぶつけた。
「タカ君。
桂君のこと、悪く言ったら嫌だよ~」
龍馬ちゃんの瞳に大粒の涙が浮かぶ。
そんなに小五郎君のことが好きだったのか…?
隆盛君はショックを隠せない。
「龍馬ちゃんは、小五郎君のことを好いているのか?」
睫毛を伏せ、不安げな顔で尋ねる隆盛君。
「龍馬は、桂ちゃんが好きよ♪」
龍馬ちゃんは、そんな隆盛君にサラリと答える。
隆盛君の目が、大きく見開かれた。
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