小松帯刀邸

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小五郎君の不安は簡単に払拭された。 名前で呼ばれることよりも、親し気な呼び名。 小五郎君は嬉しさでその身を震わせた。 一方、嫉妬の念に駆られたのは隆盛君であった。 隆盛君は龍馬ちゃんに「ちゃん」呼びされていない。 この違いは歴然としたものだった。 隆盛君は無言でその怒りを小五郎君へと向けた。
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