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ありがとね。
大福ちゃんのおかげで力が抜けたよ。
社長は「視ろよ、この腹」と、たゆんなおなかを指でさわって笑ってる。
私も一緒になって笑ってしまう。
緊張はしてるけど、笑ったら少し勇気が出た。
そうだ、最初は私から話そう。
いつも社長に助けてもらっているんだもん。
今日くらいは私が。
すぅっと息を吸い顔を上げ、そして。
「社長、」
思い切って声を掛けた。
大福ちゃんから私へと目線を移した社長が「ん?」と答える。
目が合って、途端、心臓が躍り出す、ドキドキして、手のひらが湿って、ボンッと熱が上がる。
余計な事は言わない。
だって言ったら泣いてしまう。
シンプルに、気持ちだけを伝えよう____
「____好きです、」
たったの四文字。
私にとって大事な四文字。
伝えたくてたまらなくて、伝えるのが怖くて仕方がなかった”好き”の気持ち。
今、ようやく言えたんだ。
社長は黙って____私を見つめていた。
★ユリちゃんと社長が庭に出ている間、事務所に残ったエイミーと水渦の様子です。
引き続きしばらく平行していきます(*´ω`)
https://estar.jp/novels/24474083/viewer?page=424&preview=1
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