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「爺さん、チェーンソーはさすがにやりすぎだろうよ」
社長の口調は軽い。
まるで子供の喧嘩の仲裁に入る、おせっかいなオッサンのような軽さだ。
『あぁ? どけ、若僧。岡村はよ、俺の大事な大事な一人娘を祓いやがったんだ……! 貴子はもういない……! 余計な事しやがって……! 岡村ぁ、隠れてないで出てこい! ぶっ殺してやるからよ!』
やっぱり……あのチェーンソーは脅しじゃなくて、本気で僕を殺す気で出したんだ(どこから?)
「はぁ……。ったく、年は取りたくねぇな。人の話を半分も聞かねぇうちに、勝手にキレやがる」
『あぁ? 若造なんか言ったか? 人を年寄り扱いしてんじゃねぇぞ?』
「あぁ? どこどう見たって年寄りだろうよ、しかも、人の話を聞かねぇタチの悪い爺さんだ。アンタ見てるとウチのジジィの方がずっとマシだって思えるわ」
『テメェんとこにも年寄りがいるのか。じゃあよ、教わらなかったか? 年配者を敬えってよ。とにかくそこどけ。俺は岡村に用があるんだ』
「あんだよ、岡村岡村ってうっせーな。だいたいコイツは岡村じゃねぇ。エイミーだ!」
いや、岡村です。
『え、えいみ? そいつ外国人なのか?』
「いや、日本人だけど?」
『ん? あぁ? そうなの?』
うわぁ、なんかこの2人噛み合ってないよ。
話が脱線しつつあるけど大丈夫かなぁ……
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