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____オイ、お前ら”ジャッキー”とか言ったな。それは現世に住んでいるジャッキーの事か? ヤツは今、東京で霊媒師をしてるんだがよ。知ってるのか?
気になった俺はオタク集団に声を掛けてみたんだ。
その時のヤツらの食いつきと言ったら尋常じゃあなく、
____知ってますぞ!
____ジャッキー氏は我々オタクの同士なのであります!
____……ボソボソ……フィギュアノ……カラダ……
____そう言えばアノあんちゃんは霊媒師だったナ!
____黄泉の国へ送ってくれたのもサンタマリアとジャッキー氏……
とまあ、いっぺんに喋り出すわ、しかも止まらねぇわで大変だったが、それで大体の事情を知った。
なるほどね、ジャッキーがコイツらを黄泉に送ったのか、それも俺のサーバーの霊力を使ってだ。
ケケケ! 面白れぇじゃねぇか。
事情が分かって満足した俺は、そのまま街へ戻るつもりでいた。
そりゃそうだ、アイドルだかなんだか知らねぇが、そんなモンに興味はねぇし、…………そう、興味なんてねぇんだよ、まったく、本気で、なのにどうしてこうなった、俺はヤツらに捕まって、結局2時間半のライブに最後まで付き合わされたんだ。
……
…………
『オッオー! オッオー! オィオィオィオィ! ラブリー! エアリー! ミルキー! A・G・L!! オッオー! オッオー! オィオィオィオィ! あひょーーーーん!! 楽しかったでありますなぁ! 興奮がおさまりませんぞ!』
歌って踊ってコールして。
2時間半をフルで満喫したコイツらは顔が汗でギトギトだ。
テンションが下がる様子は微塵もねぇ。
『いやぁ、それにしても某はライブ初参戦とは思えませんなぁっ!』
『確かに! 【A・G・L】の曲を聞くのも初めてと言ってた割にはコールは完璧! いやぁアッパレ!』
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