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『マーちゃん……ありがとうね。ん……そうよね、バラカスはそれでも良いと言ってくれたんだもの。そこを信じないといけないわね。彼は口は悪いけどウソをつくパンダじゃないわ』
ドキン……!
あ……っと、んと、んー(ドキドキドキドキ)
確かにバラカスはウソをつくパンダじゃないよ……ん、普 段 は ね 。
思ったコトはなんでも口に出しちゃうくらいだし……そう、普 段 は 。
____マジョリカ頼む、白雪にはちゃんと謝るつもりだ、
____けどよ……情けねぇ話だが、いつもの調子が出ねぇんだ、
____謝って許してくれなきゃ、去る者追わず……なんて、
____とてもじゃねぇけど言えねぇよ、
____悪いのは嘘をついたこの俺だ、それはよく分かってる、
____だが頼む……今回だけ、今回だけは助けてくれーっ!
いつも強気で誰にも頭を下げないバラカス……の、はずだったのになぁ。
白雪ちゃんが絡んだ途端、弱々パンダになっちゃうの。
恋ってちょっぴりイジワルだ。
『私、嘘をつくヒトは嫌いだわ。マーちゃんもそうでしょう?』
ドキーン……!
『う、うん……そうだよ、ウチも……キライ、……で、でもね、ほら、ウソと言っても色々あるから……り、理由によるかな? はは、あはははは』
お、おかしいなぁ、ウチ、もっと上手に言う予定だったのにな、これ、怪しくないかな。
『理由によるの? 理由によってはウソを許すの……? それってどんな理由の時?』
し、し、白雪ちゃん、そ、それはね____
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