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『ソ、ソレガシ……じゃない、バラカス! 再構築はしたらダメよ、だって、公的な機関での施術じゃない、いくらあなたが器用でも、独学の再構築は違反だし、なにより危険だわ』
そうだ、再構築のコト、白雪ちゃんに怒られたじゃない。
やっと仲直りが出来たのに、目の前で再構築なんかしたら……白雪ちゃん、怒っちゃうし悲しむよ、……だから、ねっ! パンダに戻ろ!
『白雪、怒るのは明日にしろ。それよりもっと顔を視せてくれ。ヒトになるとお前の瞳がよく視える、パンダの時より近くなるからな。俺は白雪の目が好きなんだ、こんなに綺麗な目を視たコトがねぇ』
きゃーーーー!
こんな時だけど甘ーーーーーい!
これはますます視つかる訳にはいかないよ。
このタイミングで視つかったら甘い空気が壊れちゃう。
『ちょ、ちょっと……! そんなコト言わないで、恥ずかしいわ』
白雪ちゃんがすんごく照れてる。
ん、ワカルよ。
好きなヒトに褒められるのは嬉しいけど、嬉し過ぎて恥ずかしくなっちゃうよね。
膝掛けの隙間からチラリと視える、困った顔の白雪ちゃんはほっぺが真っ赤。
バラカスは背中しか視えないけど、デレデレしてるに違いない。
デレデレ疑惑のバラカスは、ほんのちょっぴり不満げに白雪ちゃんに抗議する。
『んなコト言ったって、綺麗なモンは綺麗なんだから仕方ねぇだろ。俺はもう、お前には小さなウソもつかねぇと決めたんだ』
言われてしまった白雪ちゃんは大慌て。
しどろもどろで言い返すけど、ウチから視ても勝てる感じが少しもしない。
『バ、バラカス、あなたヘンよ。今までそんなコト言わなかったのに、』
『言わねぇだけで思ってたさ。コトバに出さなかっただけだ』
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