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寝る間も惜しんでたくさん話した。
もっと知りたい、それからもっと知ってほしい。
2人の気持ちはおんなじで、ひっきりなしにコトバを交わた。
交わすほどに、わだかまりが溶けていく。
出逢った頃の恋の気持ちが鮮明に蘇る。
ウチね、それがすごく嬉しかったんだ。
ジャッキの気持ちが戻ってきた、これからも、ずっと一緒にいれるんだって思ったら、泣きたいくらい幸せで、……幸せで…………幸………………、
____ごめんな、みんなアタシが悪いんだ、
____アイツが好きなのはマジョリカだけだ、
____マジョリカはアタシが守るから、
幸せなのは絶対で、ホッとしたのも本当で、それなのに……頭のすみにあの子の顔が勝手に浮かぶ。
大倉……今頃なにしてるんだろ……?
3人でも話し合いをしたかったのに、黙って帰ってしまったの。
それ以来会ってない。
何度かジャッキが電話をしたけど1回も出なかった。
向こうからもかかってこない。
……
…………
………………
ジャッキのオウチで一緒に過ごして、あっという間に一週間が過ぎた。
毎日が楽しくて、逢えなかった8年間が幸せ色に上塗りされる。
大倉は変わらず音沙汰がないままだ。
あの子……本当に何してるんだろう?
連絡、してこないのかな?
ウチを現世に留めているのに、それだって大変だろうに。
何も言わず、顔も視せず、ただただ1人で口寄せをし続ける、……なんでそこまでするんだろう?
あの子の性格なのかな。
恩を着せてもおかしくないのに、そういうの、なんにも言ってこないんだ。
大倉が無言を貫く中。
ジャッキとウチは改めて、これからも一緒にいると決めた。
ジャッキは今後、大倉と2人で会う事はないとも言ったんだ。
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